石垣島水中写真館 >> 石垣島ダイビング情報 >> 変なホンソメワケベラ
Strange Cleaning-fish
この日は、12月だってのにポカポカ陽気!
おまけに波高も1mしかなくベタ凪ぎだったのでマンタスクランブルで潜ってきました。
季節はずれと言うこともあり、マンタスクランブルには他の船は1隻も泊まっておらずポイント貸切り〜♪
マンタも10匹以上は出てたんじゃないか、と思えるくらい次々に出現!
大満腹・・・・・いえいえ大満足なダイビングを終え、エキジットしようとアンカーを直しにいくと、目の前の根で小マンタ2匹がホバリングをしてました。
しかし、よく見ると右側のマンタがなんか変?
最初は、釣り糸かなにかに引っ掛けて、頭鰭が千切れかけてるのかと思っていたのですが、近づいてよく見るとロープ、と言うほど頑丈ではなくヒモ的なモノが絡まってました。
皮膚に食い込んでるほどではないので、頑張れば外せそう?
う〜ん、マンタのロープ外しなんてやったことないし、ロープを切るためのナイフも持っていないので、自分にうまく外せるのか・・・・・疑問?
でも、まぁ、見てしまったものをそのままにしとくのも嫌なので、成功するかしないかは別問題として、とりあえずチャレンジしてみることにしました。
いいタイミングで貸切りなので他のダイバーの邪魔になることはないし、ヒモが絡まったままだとマンタにとってもなにかと具合いが悪いだろうし・・・・・と、自分に言い聞かせつつ、マンタウォッチングのルールを無視して根の上に上がりました。
マンタが逃げるかな、と心配してたのですが・・・・・人間のことなんて全く眼中になしって感じでホバリングを続けてるし!
これって、やれってことだよな〜(笑)
とは言っても、自分の手にまでヒモが絡まって、外れなくなって、そのままマンタに引っ張られてったらシャレにならないし(汗)
細心の注意を払いながら、マンタが真上にきたときに、そっと手を伸ばしてヒモを引っ張ってみると・・・・・驚いたマンタが宙返り!
・・・失敗!
「やっぱダメだ〜」と思っていたら、宙返りからそのまま1回転してすぐに自分の近くに戻ってきました。
ビックリはしたけど嫌がってはないんだろうと勝手に解釈して2度目のチャレンジ!
さっきよりも優しく(?)ヒモを引っ張ると・・・・・今度は宙返りされることなく、あとちょっとのところまで外れかけたのですが、「やっぱ無理!」って感じでピューッと加速して逃げてしまいました。
またもや失敗!
だけども、宙返りしなかっただけマシなのか?
と前向きに考えていたら、また自分の横に戻ってきたので、今度は作戦を変えてマンタの上をマンタと同じ速度で泳ぎながらヒモを外すことに!
でもなぁ、最初みたいにマンタがいきなり宙返りしたら、「よくて脳震盪、下手すれば鼻とか顎とか骨折かな?」と想像したらリアルに恐くなったり・・・。
それはそれで、滅多にできない経験なので、ガイドとしては貴重な武勇伝になるのかな・・・とか?
とりあえずマンタの上に回りこむと、普通だと嫌がって逃げるはずなのに、全然逃げるそぶりをみせない!
3度目の正直になるのか、それとも2度あることは3度あるで終ってしまうのか、マンタの横からそーっと手を伸ばし頭鰭の先に向けてヒモを引っ張ていくと・・・
取れた!
外れるときは意外とすんなり外れるもんなんですね(笑)
よかった、よかった!
外れた後も、しばらく横にならんでランデブーしてくれたので・・・・・なんか、ヒモが外れたのをマンタも喜んでくれてたみたいに感じれて嬉しかったです。
外すのに失敗してたときも、すぐに戻ってきて「ヒモ外して!」と言わんばかりの行動に、なんとなくマンタと心が通じ合えたような気持ちになりました。
そのままマンタはホバリングを続けていたのですが、自分の残圧計をみると20気圧を切ってたので泣く泣くエキジット!
もっと遊んでたかったな〜 (*^▽^*)
と、幸せいっぱいな気持ちでいたのですが・・・
後になって冷静に考えてみると、
マンタにはヒモが絡まってるなんて概念はおそらくないわけで・・・
1、なんとなく左の頭鰭が変なのでクリーニングのためにホバリングしてた。
2、そこに自分が現れてヒモを外した。
心が通じ合ったと感激してたのは自分だけで、マンタからしたら・・・
なんか変なホンソメワケベラだったなぁ?
くらいにしか思ってないのかなぁ?
まぁ、それでもいいんだけど(笑)
手に持ってるのはマンタから外したヒモです。
自分勝手に(?)マンタと心が通じ合った記念としてお持ち帰りしました。
お店にあるので、見たい人は言って下さいね!