ファーストコンタクト
Cheetah of single eye 01
石崎でマンタを観察していると傷のあるマンタをよく目にします。
マンタも成長してある程度の大きさになると、シッポが無かったり、ヒレのところどころが千切れていたり、傷の大小の違いはありますがほとんどのマンタが身体のどこかに傷を負っています。
優雅そうに見えるマンタも、厳しい野生の世界を生き抜いてるんだなと思いながら、ホバリングに集まってくるマンタの様子を眺めていたのですが・・・・・
どこからか今にも死に絶えそうな瀕死のマンタが現れました。
小浜島の伊藤さん(マリンサービス異島)の個体識別によると「チーター」と言う名のマンタらしいです。サメに襲われたのか、片目は頭部から無くなり、身体もそこいらじゅうが傷だらけでした。
お腹の下にはおびただしい数のコバンザメがくっ付いて・・・・・まるでサバンナで、今にもハイエナやハゲタカの餌食になってしまいそうな瀕死の生き物のような印象を受けてしまいます。
正直このときは「このマンタは、このまま死んでしまうんだろうな・・・」と思っていました。