マンタウォッチングをするときにマンタの口ヒレ(頭鰭)をよく観察してください。
口ヒレが伸びているマンタと、口ヒレを巻いているマンタがいます。
移動中は上の写真のように口ヒレを外巻きにしています。マンタが、ホバリングをする根に向かっているときはこの状態です。
ホバリングの根に近づくと、口ヒレがゆっくり伸びてきます。しかし、完全に伸びきるまでは焦る気持ちをグッとこらえて近寄るを待ちましょう!まだ「ホバリングしようかな?」の決めかねている状態です。
口ヒレが伸びてマンタがゆっくりと旋回を始めたらホバリング開始です。
マンタを脅かさないよう根に近づき、ゆっくりとマンタウォッチングを楽しみましょう!
写真のようにホバリング中に片方の口ヒレだけを巻いたときは、巻いたヒレと逆方向に方向転換します。
マンタの口ヒレ(頭鰭)は舵取りの役目もしています。
左の2枚の写真を見て、どっちがオスのマンタでどっちがメスのマンタか分かりますか?
答えは、左がオスのマンタ、右がメスのマンタです。見分け方は簡単です。
シッポ(尾ビレ)の付け根に突起があるのがオスのマンタです。
突起のないのはメスのマンタです。突起部分はクラスパーと呼ばれるマンタの生殖器です。写真が小さくて分かり難いと思うので拡大写真を!
オスのマンタ!
尾ビレの付け根に突起(クラスパー)があります。
メスのマンタ!
尾ビレの付け根が平らになっています。
意外と簡単に見分けがつくので、マンタウォッチングの際には自分の目でも確認してみてください。マンタウォッチングの楽しみ方が広がりますよ!