マンタポイント(マンタスクランブル・マンタシティポイント)は、石垣島の北西部の川平エリアに位置しているため、南風には強いのですが北寄りの風が吹くと波・ウネリともに高くなり海が荒れて潜れないことが多くなります。
石垣島の年間を通してのおおよその風向きは、夏は緩やかな南風が吹き、冬は北風の強く吹く日が多くなります。
そのため、シーズンを間違ってしまうと、マンタが目的で石垣島にダイビングにきたのに「マンタポイントに行くことすらできなかった!」とか、なんとかマンタポイントには行けたけど「海が荒れててマンタを見るどころじゃなかった!」と言うことにもなりかねませんのでご注意ください。
南風の吹く夏の時期は、マンタポイント(マンタスクランブル・マンタシティポイント)に行きやすい時期です!
また、夏の石垣島は、南寄りの風が吹いてはいますが、冬の北風のように強くは吹かないので、台風接近中やカーチバイ(梅雨明けに吹く南西の季節風)の時期を外せば、マンタポイントだけでなく八重山全域のほぼすべてのダイビングエリアで潜ることができる海況の安定した時期です。
ただし、東海岸エリア(サクラグチ・宮良など)は、外洋に面しているため、日本から遠く離れた海上で台風が発生した場合でも、台風の余波のウネリが沿岸まで到達し海が荒れて潜れなくなる場合もあります。
竹富南や黒島などの石西礁湖のエリアは、北と南をサンゴ礁で囲まれた規模の大きなリーフ(環礁)となっているので、風やウネリの影響を受けにくく年間を通して穏かな海を楽しむことができます。
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1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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21~22℃ | 23~24℃ | 26~27℃ | 28~30℃ | 27~28℃ | 23~25℃ | ||||||
個体数は少ないがマンタ遭遇率は意外と高い! | 基本的にはマンタに遭えますが、日によって出ないことも! ガイド泣かせの時期です。 | 段々とマンタの個体数も増えてきます。 遭遇率も上がり、マンタはほぼ見れます! | マンタのベストシーズン! 遭遇率は限りなく100%に近づく! 個体数もピークに! | 個体数は少ないが遭遇率は高め! | |||||||
北風が続き行けないことが多い! 行けてもウネリはあります。 | 段々と行ける日が増えてきます。 | 行けない日の方が少ない | 南風で海の穏やかな日が続きます。台風時をのぞけばまず行けます! | 9月の後半くらいから季節が変わり始め、北風で行けない日もでてきます。 | 北風が続き行けないことが多い! |
上のカレンダーは、おおよその平均水温・マンタとの遭遇率・マンタポイントに行ける確率を表しています。色の濃くなっている部分がそれぞれのお薦めの時期です。このカレンダーによると・・・
が、お勧めとなるのですが、ここに書いてるデータはあくまでも確率論でしかありません。天気・海況に関しては神のみぞ知る・・・?
運も大きく作用しますので、日頃の行いをよくして(?)天気に恵まれるよう心がけてください!
石垣島だけにとらわれず、もう少し範囲を広げて八重山全域で考えると年間を通してマンタを狙うことが可能です。
マンタポイント以外に、黒島の南西側の仲本海岸沖や、西表島の南西側の鹿ノ川湾でも、マンタが頻繁に目撃されています。北風の時期はマンタも波やウネリを避けて穏かな南側の海に移動しているように感じますね!
また、潮の時間帯を選べば、西表島と小浜島の間にあるヨナラ水道でも水面近くで捕食しているマンタを見ることができます。ただし、ヨナラ水道はマンタポイント(マンタスクランブル・マンタシティポイント)と同じく外洋に面しており島の北側にあたるので、北風には弱いポイントになります。
12月~2月の冬のシーズンは黒島の仲本海岸の沖合い、3月~5月の春先は鹿ノ川方面でのマンタの遭遇率が高くなり狙い目です。
石垣島てぃだダイビングサービスでは、川平石崎のマンタポイントだけでなく黒島・鹿ノ川(西表島)・ヨナラ水道など八重山全域のダイビングポイントで、シーズンによるマンタとの遭遇率やその日の海況・風向きなどに合わせたマンタダイビングを開催しています。