「こーゆー人が出てくるだろうな」とは思ってたけど・・・
石垣島ブログ2003年11月12日
天気:曇り時々雨 風:北東 波:4.0~3.0m 気温:24度
今日も昨日に引き続き肌寒~い1日でした。時々小雨がパラついたりで、まさに「冬の石垣島」って感じの、気分の滅入ってくる嫌~な天気です。
最近オニヒトデネタが続きますが、海に行かないと書くこともなくなってくるので、今日もしつこ~くオニヒトデネタです!
先日お客さんから聞いた話ですが、とある居酒屋さんで「オニヒトデをなぜ駆除する?」と力説していた人がいたらしいです。その人のことを悪く捉えれば「人と違う意見を言って注目を集めたいだけの目立ちたがり!」で終わってしまうのですが、良い捉え方をすると「オニヒトデだって生き物なのに人間の都合だけで殺されていいのか?」とゆー考え方もできるワケです。
で、分かりやすい例がクジラ! 「西洋人(!)の乱獲で絶滅寸前まで追い込まれたクジラと同じ過ちを犯すのか?」とゆー考え方がオニヒトデにも当てはまりそうなのですが・・・・・これはちょっと違う! クジラの場合は商業ベース(金になるから)の乱獲ですが、オニヒトデは金にならない。もっと言えば、獲っても処理に困るくらいの曲者です。なのでクジラを例にとるのは却下!
一般的なイメージだと「オニヒトデ=悪者」とゆー図式が出来上がってるので、なんの躊躇(刺されないかなとゆー躊躇はあるけど・・・)もなく駆除してしまいます。とゆーことは、明治初期(?)に害獣として駆除され絶滅したニホンオオカミを例にとると・・・・・反論できない! ヤバイ! ならばゴキブリを例にとって「部屋の中にゴキブリがいてもそのままにしとくのか?」などと反論してたら超低レベルな水掛け論になってしまうので・・・・・理屈の上での話も終了!
自分は「オニヒトデの駆除」が「地球環境の保護」だとは思っていません。自分の勝手な憶測ですが、地球の立場(?)で考えると、一時的にオニヒトデが大発生した場合、生物に対するダメージはあったとしても地球に対するダメージはないように思います。ではなぜ自分がオニヒトデを駆除するかとゆーと、単純に「嫌だから」です。今までキレイだったサンゴがオニヒトデに食い荒らされて無残な姿に変わってしまう、ましてや自分がいつも潜っている海が無残な姿になるのは見るに耐えれないので、そーなる前にそーならないように駆除しています。なので、反対意見を言ってる人に「やれ!」とゆー気はサラサラありません。(刺されると痛いし!)
駆除することで結果が現れるかは分かりませんが、駆除しなければ結果は明らかだと思います。とりあえず今のところは、タンクを使ってオニヒトデを駆除しても海上保安庁に密漁(?)で挙げられることはないので、自分は堂々と駆除しています。もしも密漁で捕まるような状況になったとしたら、隠れてコソコソ駆除していくと思います?
とゆーことで、大規模なオニヒトデの駆除をやるときには声をかけてくださいね! できる限り参加します。まぁ、コソコソ隠れて駆除してるほうが似合ってるかもしれませんが・・・
(↓)こんな感じで隠れてるうちはまだいいのですが・・・
和名; オニヒトデ
英名; Crown-of-thorns starfish
学名; Acanthaster planci
沖縄名; トーガシカー