次世代に継ぐ…
石垣島ブログ2005年6月23日
今日の石垣島は曇り時々晴れ。風は南南西から吹いています。
ちょびは川平にお供で～す。風が強すぎるので街からは断念！ちょび的には全然ＯＫなんですよね。顔から砂にジャン～プ！…豚鼻です。笑。可笑しすぎる～情けないサンタクロースの出来上がりです。
朝から街は静かです。…子供たちの通学の声が聞こえない。…今日は沖縄は「慰霊の日」です。先ごろニュースで「ひめゆり元学徒の話は退屈で飽きた」と某高校の問題が取り上げられました。沖縄の人々やひめゆり元学徒の心は深くキズつけられたと思います。…でも語り部の人たちは犠牲になった学友の代わりに話すのが勤めと…自分たちの伝える努力が足りなかったのでは？と反省したコメントを書いていました。…
彼女たちは常に考えています。絶対に戦争はしてはいけない。どうしたらこの世から戦争がなくなるのだろうかと。その中で私たちに出来ることは何かと。話したくない内容もあるはずです。どれだけ戦争が悲惨なのか、人の心を無くしてしまうか。…
語り部の人たちは自分たちが話せなくなった後のことも考えていました。
今日の新聞に戦争体験のない若い女の子がひめゆり平和記念資料館の説明員に採用されたと書いてありました。その女性は学生時代に学校の先生を目指していて、沖縄の教壇に立つ以上は沖縄戦を知らないと子供たちにいろんなことを教えられないと、足しげく資料館に通ったそうです。語り部の人たちも８０代に差し掛かり、戦争体験を次世代につなぐ試みが始まったようです。
「私たちの心を受け継いでくれるのは物ではなく、やはり人だ」…と。
人が人でなくなるのが戦争だ…と。
