幸せって…
石垣島ブログ2006年1月6日
今日の石垣島は曇り。寒い一日です。今日こそ燃えないゴミ出しの日。寝坊すけ達は置いてお店に出勤する私でした~。
ちょびは救出部隊の時に港で散歩です。もちろん上等号に会ってからネ~。しかしいつ見ても上等号は小さいながら背筋がピンと伸びた良い船です。惚れ惚れしてしまいます。やはり陸の上よりも海に浮かべている方が似合っている気がします。
新年早々に島の方が新聞に米原リゾート問題に関して書かれた記事が載っていました。「二兎追う者は一兎も得ず」と題された文面には…「先日の新聞に反対の署名を求める投稿が載っていた。それを読んで、自分の近くの問題ではないからと放置しておくのは同じ島に住む住人の一人として無責任ではないかと反省しこれを書くことにした」とありました。
この方の文章は非常に分りやすく、島の子供たちも理解できるような文章になっています。初めと終わりに結論を書いており「島の自然も大事にしたい。しかし観光客もできるだけたくさん呼び込んで経済の活性化を図りたい。しかしこんな欲張った考えは、ある程度は可能かもしれないが結局は両立しないだろう。」と。「島とは閉鎖的空間であり、経済活動が活発になればなるほど環境問題が深刻化するというジレンマを常に抱えている。島には許容量があり無限の成長路線はとれない。」と締めくくっています。
石垣空港問題と米原リゾート問題は少し違っていると思います。
島に住む人なら那覇~石垣間の飛行機を利用することが多いはず。そんな時に石垣空港が目の前に見えるのに旋回して那覇に戻った経験を持っている人もいると思います。悪天候などによって空港の滑走路が短いために着陸できず那覇に引き返すのです。高い飛行機代を払い目的地に着けず無駄にお金を出費(戻れないとなると那覇で泊ることになったりする)したり。…那覇の病院に診察を受ける為に行きたいのに病院に行けないとか。夏場のパイナップル・マンゴーの最盛期に荷物を詰められずに腐らせたり…。島に住む人にとっては大問題だったのです。内地と違い陸路では動けないのです。海を越えて行かなければなりません。
それと米原リゾートは違います。
ただ眺めていれば良かった月にまでロケットで人を送り込んだり、行くだけでも何年もかかる遠い星の石を取るためだけに、莫大なお金やエネルギーの無駄使いをしているようでは近い将来地球の資源は使い果たされてしまうだろう。科学に弱い頭には余計な事と映る。これが人類の幸せにどれだけ貢献するというのか。…幸せって何だろうかと考えさせられた一言でした。