オニ退治!
ダイビングブログ2003年10月6日
天気:曇り時々雨 風:北東 波:2.5~1.5m 気温:30度
1ダイブ 竹富南オニヒトデの根(?)
透明度:20m 水温:28.1度
2ダイブ 竹富南オニヒトデの根(?)
透明度:20m 水温:28.1度
今日も相変わらずお客さんはゼロなのですが、「ダイブクリエイト」のサエキさんの呼びかけでオニヒトデ駆除に行ってきました。
参加したのは「ダイブクリエイト」「フジマリンサービス」「ゼファダイバーズ」「センスオブワンダー」「シーバット」「海の仲間」「てぃだ」のダイビングスタッフ7名+お客さん2名の計9名! ちょっと「寂しいかな?」って感じはあったのですが・・・・・サエキさんの説明を聞き、船3隻(翔洋丸・アポロン号・上等号)に分かれて竹富南へ向いました。
「ミルキーウェイ」と「リトルサンドパラダイス」の間にある3つの根にそれぞれ分かれてオニヒトデ駆除を開始しました。午前中に続けて2本潜って成果は66匹! 自分はサエキさんと真中の根を探したのですが、特にこの根が多かったみたいで、表に出てきてるオニヒトデもかなりいました。
オニヒトデは夜行性なので通常はサンゴなどの影に隠れています。これが日中も表に出てるとゆーことは、隠れる場所がなくなるくらいオニヒトデが溢れているとゆーことなので、被害が大きくなる前にこーやって手を打っておかないと八重山も沖縄本島の二の舞になってしまいます。
と、まー難しいことはおいといて「探す」「見つける」「駆除する」とゆー一連の作業はけっこうはまります! 特に見つける! (開始前にサエキさんから教えてもらった)オニヒトデの痕跡(サンゴが部分的に白くなってる)を探して、予想してた場所でオニヒトデを見つけたときの喜び(?)はレア物を見つけたときと大差ないような・・・ そんなこんなで、あっとゆーまにタンク2本使い切って、寒さも忘れてしまう2時間半でした。
川平にいるときから「米原」や「名蔵湾」でちょくちょくオニヒトデを見つけていたので被害は気になってはいたのですが、八重山でも組織だって駆除作業をしている事は全然知りませんでした。沖縄本島での被害の話を耳にするたびに、石垣島でも大規模なオニヒトデ駆除をやるべきだと思っていたので、こーいった活動を「知る機会ができたこと」「参加できる環境になったこと」がちょっと嬉しかったりしてます。
ダイビングの大先輩方の海に対する「考え方」「接し方」は、正直とても気持ちいいです! なんとなく、20~30年前のダイビング創生期(?)にリアルタイムでダイビングと関わっていた先輩方が羨ましく感じてしまいます。いつも尊敬のまなざしで見てますので、これからもいろいろ勉強させてください!
オニヒトデ駆除の合間に見た生き物! シモフリタナバタウオ(5~6匹)・ネッタイミノカサゴの幼魚・変わったウミウシ・ホラガイ(2匹)などなど。白化したイソギンチャクがやたらと目に付きました。
(↓)今日の成果、カゴいっぱいのオニヒトデです。臭せ~ッ! コレが毛蟹だったら・・・
和名; オニヒトデ
英名; Crown-of-thorns starfish
学名; Acanthaster planci
沖縄名; トーガシカー
オニヒトデ / ダイビング / 八重山ダイビング協会