コブシメの産卵
ダイビングブログ2003年10月24日
天気:曇り時々晴れ 風:北 波:4.0m 気温:27度
1ダイブ 竹富南NEWヨスジ
透明度:17m 水温26.1度
2ダイブ 竹富南ジャガピー
透明度:17m 水温:25.6度
今日は、昨日に比べるといくぶん風も緩やかになったのですが、まだまだ北風ビュービューです。一時的だとは思うのですが、水温も26度台を切ってしまいました。去年まではこの時期は27度前後だったのですが、今年は寒くなるのが思いっきり早い気がします。
1本目はNEWヨスジ。水はいまいちだったのですが「ヨスジの根」ではヨスジフエダイの成魚&幼魚がたくさん群れています。すぐ近くではドクウツボを発見! なんとなく気持ちよさげな顔(?)をしてたので近づいて見てみると、2~3cmのホンソメワケベラの幼魚がクリーニングをしていました。しばらくウツボにとっての極楽タイムが続いてたのですが、どこからか現れたニセクロスジギンポにおでこのど真ん中を突かれて「痛ッ!」って感じで穴の中に引っ込んでしまいました。黒バージョンのクマノミは卵を産んでいました。赤黒い色になっていたのでハッチアウトも近そうです。ケラマハナダイのサンゴにはタテジマキンチャクダイの幼魚が2匹いました。
2本目はジャガピー。「スカテンの根」に向っていると、途中の小さな根で70cmはありそうな大きなコブシメを発見! 普通はユビエダハマサンゴに産卵するのに、ここではカユカユサンゴ(ホソエダアナサンゴモドキ)に卵を産み付けていました。2~3回卵を産み付けてしばらく(1~2分)姿を消す、の繰り返しでした。産卵中はオスが睨みをきかせてエスコ-トするので、コブシメのほうから近寄って(威嚇して)きて、至近距離で楽しむことができました。「スカテンの根」ではタテジマキンチャクダイの幼魚・カシワハナダイ・ケラマハナダイ(オス・メス)・イソギンチャクエビ・オニダルマオコゼなどなど。
今日のコブシメの産卵シーンの写真はホームページの「エコ写真館」にUPしてあります。見てね~!
(↓)産卵中のコブシメです。手前が卵を産みつけようとしているメス。奥がメスをエスコートしているオスです。ワカナちゃんの撮影です。
和名; コブシメ
英名; Cuttlefish
学名; Sepia latimanus
沖縄名; クブシミ