マユンガナシー
石垣島ブログ2004年11月15日
今日の石垣島は曇りです。大陸からの高気圧の張り出しで天気は今一です。本当に一日おきに天気が変化します。そしてこの時期に台風25号が発生しました。・・・台風!少しは遠慮しなさ~い!!
今日は川平のマユンガナシーの日です。おねいさんのお家は夜の9時頃に来るらしいのでご飯を食べてからの出発です。
お家の中は神様に奉げるご馳走作りで急がしそうです。おにいさんは当主として神様を迎えるのですが方言が喋れないので(聞き取りはOKらしいのですが)ピンチヒッターをお願いしているらしいですが、落ち着きません。がんばれ!おにいさん。
突然、神様は蓑のカサカサという音をさせてやって来ました。
昔は北部でもやっていたそうですが、今では川平だけで行われています。
昔、神様がみすぼらしい格好をした旅人になり川平村を訪れ一晩の宿をお願いして泊まったお家は回りのどこよりも貧しいお家だったそうです。夜中に家人が目を覚ますと庭先で神詞(カンフチ)を唱えていたそうです。家人が恐縮してお茶を出すと旅人が「私は神であり、作物が実り多くなるよう祈りの言葉を唱え授けたので来年は幸運に恵まれるであろう。来年また来ます」と言って帰っていったそうです。3年間の間、神様はこのお家に通い続けたそうです。そのお家は大豊作が続き、家運が繁栄したそうです。そして村全部で信仰するようになったそうです。
これが大まかな内容です。聞いた話なので全てではないと思うのですが・・・。
神様が庭先で神詞を唱えていると心地よく響きます。神聖な気持ちになります。
本当はフラッシュを焚いたりしたらダメでカメラの撮影はおにいさんたちのご好意でお家の中に入れてもらいフラッシュなしで撮影しました。ありがとうございました!
神様が帰った後はテーブルで振る舞い酒(ビール)をご馳走になりゆんたくして帰りました~。帰り際にYねおばーちゃんからお餅をお土産に頂きました!私はお餅が大好きですので、遠慮なく頂きました~。ありがとうね、おばーちゃん!
川平に居た頃にこのお餅作りを手伝いました。バナナの葉っぱに油を塗り、赤い餅、白い餅で作りました。何だか懐かしいです~。
また来年来たいな~!!来れるといいな~。この時期になると石垣島も冬を迎えます。