サンゴ礁モニタリング調査 6
ダイビングブログ2005年3月8日
天気:晴れ 風:東~南東 波:2.0~1.5m 気温:22度
1ダイブ 竹富南ミルキーウェイ南2
透明度:18m 水温:22.7度
2ダイブ 竹富南ミルキーウェイ南3
透明度:20m 水温:23.3度
今日も晴れの気持のいい天気です。しかし、風は南に回ってるのに空気のジメッと感が不足して少々肌寒い・・・・・そんな感じの石垣島です。
今日もサンゴ礁モニタリング調査です。1月からスタートしたモニタリング調査もいよいよ今日で最終日です。「取りこぼしのないように!」と、張り切って駆除作業に挑んだのですが・・・・・結果は74匹でした。しょぼい結果と言えばしょぼい結果なのですが、数字だけを見ると段々とオニヒトデの駆除数は減ってきてるので、今回のモニタリング調査の成果が上がってるのだと思います。が、1回目の調査のときの駆除数318匹に対して今回(昨日と今日の合計)は220匹、数字の上では減ってきてるのですが・・・・・1回目の調査時は、食痕の近くを探せばまず見つかるとゆーある意味見つけやすい状況での318匹! それに対して今回は真剣に探してもなかなか見つけられない状況での220匹(正確には156匹、調査対象外の根で駆除した64匹を引いた数字)です。調査の目的は「サンゴ礁の保全」であり「オニヒトデの根絶」ではないのは充分承知してるのですが、オニヒトデ被害の現状を目にしてしまうと「数字だけを見て安心してしまってホントに大丈夫なのかな・・・」と危機感を隠せない部分も残ってたり・・・。
ヒマな時期のボランティア活動としてだけではなく、今後も定期的に調査を続けていくことの必要性を痛感しました。でも、ひとりで行動しようと思ってもなかなかテンションが上がらないんですよね~! 八重山のサンゴ礁を守る(健全な状態を維持する)ためには、これからも組織的な活動が必要なのかも?
※ 今回の活動は「美ら海ねっと」にも報告されています。 http://www.churaumi.net/
(↓)自分は、オニヒトデ自体は忌み嫌うべき生き物ではないと思っています。キレイなサンゴの中にいるオニヒトデは、見方によっては美しく感じる(もしかして自分だけ?)こともあります。が、大発生して死滅したサンゴに群がっているオニヒトデは・・・? そーならない為にも「根絶」ではなく「適正な数を保つ」意味での、定期的な活動の必要性を感じました。
和名; オニヒトデ
英名; Crown-of-thorns starfish
学名; Acanthaster planci
沖縄名; トーガシカー