ウーマク!
石垣島ブログ2006年4月12日
天気:曇り時々晴れ 風:南 波:2.0~2.5m 気温:27.5度
今日も午前中は曇り午後から晴れのパターンです。が、於茂登岳の上空には分厚い雲がかかっていたので、もしかすると裏のほうは雨が降ってたのかもしれません。風は相変わらず強く吹いてます。
今日も海はお休みですが、2日連続でダルダル生活(?)を送るわけにもいかないので、上等号Ⅱでの作業日となりました。と言っても、収入のある仕事ではない(どっかと言えば出ていく・・・)ので、仕事ってよりも単なる作業(労働じゃなくて趣味?)なのですが・・・・・自分の場合は、身体を動かしてるほうが精神衛生上いいような気がします。
昨日はダルダルついでに図書館に行って本を借りてきました。「ウーマク!」とゆータイトルで、一昔前の沖縄の日常的なことが面白おかしく書かれている本です。ちなみに「ウーマク」とは、沖縄の言葉(ウチナーグチ)で「悪ガキ」とか「やんちゃ坊主」って意味です。
その本に、沖縄本島で90年代に起こったヤクザ抗争のことが書かれていました。抗争が激化してくると、繁華街には人足が途絶え、廃業にまで追い込まれる店も多かったらしいです。そーゆー寂れた繁華街のとある店でその筋の人たちが飲んでいました。お店の中にいる客はその方々のみの貸切り! その筋の人たちのテーブルはホステスさんで溢れ両手に華の状態です。気分よ~く飲んでいると・・・・・内地からの観光客御一行様がご来店! もちろん、このあたりが沖縄のヤクザ抗争でヤバイ地域となってるコトなど知る由もありません・・・。で、その筋の人たちのテーブルにいたホステスさんも、安全で金払いのいい観光客(この本では「ジャパンマネー」と称していた!)のテーブルへと移っていき、一人減り二人減りだったのが・・・・・気が付けば、自分たちのテーブルはホステスさんも疎らで寂しい状況に! かたや観光客のテーブルは、ホステスさんで溢れかえりとっても楽しそう! それでも「自分の縄張りの店だから・・・」としばらくは我慢して飲んでいたのですが、元々が血の気の多い人たちなので我慢も長くは続かず・・・・・ついに切れた! 観光客のテーブルへと歩み寄り「イッターヤ、我ンネー、誰ンリ知ッチョーミ?」(日本語に訳すと「テメー、オレがどこの誰だか分ってんのか?」)と凄もうとしたのですが、「うちなーグチ(沖縄の言葉)で凄んでも観光客には通じないかも?」ってことで、今の言葉を日本語に訳して口から出た言葉は・・・
僕は誰か?
誰かって言われても・・・・・久し振りに本を読みながら声を出して笑ってしまいました! この話が実話なのか脚色してあるのかは分かりませんが、声のトーンまでリアルにこの場面を想像してしまいました。この他にも、米軍基地ネタや食堂ネタ・看板ネタ・非合法豆腐の話など、沖縄をリアルに感じつつ笑える話がたくさん載ってます! 本屋さんで見つけたら、ぜひとも読んでみてください。お勧めです!
(↓)ちょびの笑い顔は・・・・・こんな感じ?