ディゴの花のこと
石垣島ブログ2007年3月11日
今日の石垣島は曇り時々霧雨。昨日と打って変わって寒いです!
ちょび&チョクロクは元気に寒い中の散歩です。海岸ロードから見るフサキは時化ているような感じです。しかしこの子たちはそんなことは気にしません。お尻尾ピーンで全速力です。ちょびはこっち目掛けて走ってくるチョクロクにタックル?を試みるのですが、うまくかわされて結局チョクロクの後を追いかけて走ります。笑。今日も元気にうんこで~す!色・艶ともによし!健康だね!
今日の八重山毎日新聞に今年のディゴも満開が期待できないと書かれてありました。例年なら赤いディゴが咲き始める季節なのに…。去年は大きい台風が来るから咲かないんだという話でした。確かに台風13号の被害は大きかったです。ディゴが咲かない原因は「ヒメコバチ」による被害らしいです。(異常気象で暖冬が原因のようです。)
ショウジョウバエよりも小さく、生育速度が異常に速くわずか10日前後で卵から親になる。この冬の異常気象である暖冬がさらに拍車をかけるようです。(この種は寒さに弱いようです。)
このコラムを書かれたHさんは「異常な温暖化も、この小さな悪魔によって県花が消滅していくのも、すべて人間にかかわりがあるのだろう。今年、もし島の中でディゴの花が咲き、実がなったらぜひその実を保管してほしい。この害虫がいなくなったら、また種を蒔きさらに何十年か時が経ち真っ赤な花が入学式を彩ることを夢見たい。…と書かれてありました。
ディゴの木が育つのにどのくらいの時間が必要か…もしかして私たちが生きている間には見ることができない花となってしまうのか。…このコラムを読んで非常に悲しくなりました。初めて沖縄を訪れた時に咲いていた真っ赤な花。ここは日本?と疑いたくなるような光景でした。(私は東北生まれなので…)まるで仏教のお釈迦様の世界の花のようでした。強烈な印象でした!石垣島に住むようになってディゴの花=春を感じるようになり、そして突然やってくる夏にも負けず咲き続けるディゴ。川平に住んでいる頃、吉原の八重山椰子の群生を見に言った時、少しわき道に入ったら沢山のディゴが咲いている場所がありました。まさしく群生でした!
私たちは大切なものを失っているのです。ディゴが消えてゆく…本当に悲しいです!