サウス・バウンド
石垣島ブログ2008年5月17日
先週、8~10日までお店をお休みしていた間、なにをするでもない自分の時間ができたので、久し振りに集中して活字を読んでました。
http://southbound-movie.com/
映画化もされた小説ですが、とっても面白かったです(^^)
上下2巻、主人公の小学生の目線で書かれた長編小説(?)で、上巻は東京のダウンタウンでの出来事、下巻は西表島での出来事が描かれています。
元過激派の父親を軸に、荒唐無稽はちゃめちゃなストーリーが展開されますが、細かい部分がリアルに描かれているので妙に感情移入できます。
しかも、ストーリーというか文章(?)にパワーがみなぎってるので、上下二巻組の長編にも関わらず一気に読んでしまいました。
後半はリゾート開発なども絡んできます。
この小説を読むと、石垣島の某企業のリゾート開発反対運動や、オニヒトデの問題など、移住者(ナイチャー)が表に出て活動していることに対して、個人的に抱いていたモヤモヤした部分が少しだけ晴れたような気になれました。
群れるための群れを作らずに自分の理念を貫くオヤジは、文句ナシにカッコいいです!
まさしく、オヤケアカハチです!
同じことを叫んでいても、やろうとしてること(目的)は全然違うってことに気付かされました。
普通に読んでも楽しめると思いますが、本当の自由を探している人、八重山の空気を知っている人が読むとさらに楽しめる(特に下巻)と思います!
お勧めの1冊です!
5月6日に送られてきたちょびの写真(↓)です。
大好きなドライブに連れて行ってもらったみたいです。
ちょびの嬉しそうな顔を見て少し安心しました。