イソマグロのクリーニングに関する論文?
海の生き物ブログ2015年4月4日
天気:晴れ時々曇り 風:南 波:3.0~2.5m 気温:27.6度
今日も石垣島は快晴の天気!
と思ったら、意外に雲も多くて晴れたり曇ったりの天気(^^;)
気温は27度を超え汗ばむ暑さでした。
ダイビングの大物と言えば・・・
イソマグロ!
まぁ、大物ランキングのランクインは確実!
流線型のボディがいかにも速そうなイメージを持ちつつ、
存在感も併せ持ち王者の風格すら漂っています。
???
なんか変な感じですが、
写真の向きが間違ってる訳ではありません。
クリーニング!
イソマグロのクリーニング風景です。
クリーニングされてるときは写真のように立ち泳ぎをしています。
なんか間抜けな感じで・・・・・王者の風格が(^^;)
Paint It Black
クリーニング中は体色も黒く変化!
白いはずの腹部も黒っぽく色が変わって、
ブラックマンタぽいですよね!
(ここまでの写真はリピーターのユウコさんの撮影です)
ところで、なぜクリーニング中のイソマグロは立ち泳ぎなのか?
自分なりに考えてみた持論ですが、
イソマグロは他の魚類に比べて浮き袋が小さいので、
常に泳いで揚力(浮力)を得ていないと沈んでしまいます。
でも、泳力の強いイソマグロが、
クリーニング地点で泳ぎながら位置を維持するのは困難です。
ドラッグカーで徐行運転するようなものです(^^;)
そこで、縦に泳ぐことで、
沈みそうになったら泳ぐことで多少は上下の動きがあっても、
二次元的な位置の確保は可能になります。
よって、クリーニング中は立ち泳ぎになる。
と、自分勝手に解釈してたのですが、
31日のダイビングで持論を実証するような出来事が!
横クリーニング!
イソマグロも潮流のある中では、
潮上に向かって泳ぐ姿勢のままクリーニングされてました。
イソマグロの泳力に見合う流れがあれば、
流れに向かって泳いでも泳いだ分だけ流れに押し戻されるので、
二次元的な位置を維持することができる。
無理して立ち泳ぎしなくてもクリーニングできるわけです。
理論的に成り立ってるでしょう<( ̄^ ̄)>
今度、学会で発表しようかな?笑
身体で体感するダイビングも楽しいし、
珍しい生き物を構図とか考えながら写真に撮るダイビングも楽しいけど、
生き物の生態に疑問を持って考えるダイビングも楽しいです!