サンゴ着床板の設置!
ダイビングブログ2005年5月18日
天気:晴れ 風:南 波:1.5m 気温:29度
作業ダイブ×3本 嘉弥真島周辺
透明度:時間帯で色々 水温:?
今日も晴れの気持ちのいい天気です。まさに夏です! しばらくは海も穏やかそうだし、いい感じの日が続いています。
今日は潜水作業のお仕事です。
親方(?)はマリンサービス「T&M」のハラさん。作業内容はサンゴの着床板(アップ画像になってる円盤状のやつ!)の設置! 台風などで海がシケても大丈夫なように、単管を組んで頑丈な土台を作り、その中にサンゴの着床板を設置して固定していきます。実質作業時間は、水深5mくらいのインリーフで9Lのタンクを3本フルに使い切るくらい! 実際には移動や準備などの時間もあるので、ほぼ1日がかりの仕事でした。
この仕事もサンゴ礁保護の一環です。
サンゴの産卵が活発になってくるこの時期(種類によってはすでに産卵の終わっているサンゴもあります!)に、サンゴの幼生が着床しやすいセラミック製の着床板を設置して稚サンゴの生存率を高める効果や、着床して成長したサンゴを着床板ごとサンゴの着床率の悪い場所へ持っていき造礁サンゴ再生の手助けをさせるなど、様々な効果が期待されています。八重山のサンゴ礁は、「日本のサンゴ礁の総面積の55%を占める!」と言われています。これだけの数のサンゴが放出する卵(正確には精子と卵のはいったカプセル)をそのまま放っておく手はない! まさに八重山だからこそ出来るプロジェクト(?)です。平たく言えば「自然に人間が手を加える行為」なので人によって賛否両論分かれるでしょうが、自分は「すでに人間の手が加わってしまった自然の手助けをする行為」という捉え方をしています。こーいった活動が実を結んでくれると嬉しいんですけどね!
(↓)こーゆー感じでサンゴの着床板を設置していきます。けっこう疲れました・・・。