キャノン デジカメ 水没
石垣島ブログ2010年9月27日
天気:晴れ 風:東 波:1.0m 気温:30.5度
今日の石垣島は晴れの気持ちのいい天気です!
風もなく海も穏やか・・・・・しかし、こんな日に限ってノーゲストです(泣)
少し前のブログにも書きましたが、
またまたキャノンのデジカメが水没してしまいました!
しかも、新品で購入して1回目の使用時からの水没です。
はっきり言って、1回目の使用時から水没って、不具合があって修理ってレベルではなく不良品とまでは言いませんが、いわゆるハズレに当たってしまったとしか自分には思えなかったので1回目の水没の時も交換希望の旨の手紙を添えてキャノンのサービスセンターに発送したのですが・・・
あっ、キャノンサービスセンターに送った文章も載せておきます。
キャノン・サービスセンター御中
ハウジングの水漏れです。
購入してから3回使用、
1回目は内部が結露するだけでしたが、
2回目に使用した際には、結露した後に内部に水滴がついていました。極微量だったので、結露した水分が垂れてきたと思っていたのですが、
3回目に使用したときに、液晶横の操作ボタンの部分から水漏れを発見、すぐに陸に揚げたので内部のカメラは無事です。
3回目の水漏れに気付いたのは、エントリーしてから1分以内です。
リーク部を探す際の参考になればと思い、ハウジング内部は水漏れしたときのままの状態にしてあります。内部をよく見ると海水の跡が残っています。デジカメの防水ハウジングを購入したのは、今回のWP-DC33で9個目です。
他社製品ですが、以前にも購入してすぐに水漏れがあり、水没箇所も同じで操作部分からでした。
サービスセンターに送ったところ、操作ボタンのOリングを交換して送られてきたのですが、水漏れは直っておらず再度送りなおして新品の製品と交換してもらいました。
そのような経緯があるので、今回も交換をお願いしたいのですが?
工業製品なので、各パーツは許容範囲内の極わずかな誤差であっても、それぞれのパーツが合わさることにより製品によっては微量な水漏れなどの欠陥(いわゆるハズレ)がでることもあるのかなと考えています。
ご理解の上、対処していただけると幸いです。
に対するCanonの対応は、
CY1-6252-000(Oリング) × 1個
CY1-6456-000(Oリング) × 2個
CY1-6457-000(Oリング) × 9個
CY4-4508-000(ゴムパッキン) × 1個
の交換のみ!
しかも、修理票には、
お預かりの品につきまして、繰り返しテスト致しましたが、ご指摘の症状は確認できませんでした。
修理品質の信頼性を考慮して、関連すると考えられるOリング・ゴムパッキンを交換致しました。
※ご指摘箇所を処置の上、その他、各部点検・清掃を実施致しました。
と、書かれていました。
しかし、キャノンのテストで異常は見られなかったはずなのに、修理後、1週間も経たないうちにまた水没ってホントにテストしたのか疑わしくなってしまいます(^^;)
で、ここからが今日のブログの本題なのですが・・・
今回、自分がキャノンのウォータープルーフケースでハズレをひいてしまったように、デジカメの防水ハウジングには一定の割合いでハズレが紛れ込んでしまうことが考えられます。
これは、コストパフォーマンスを考えると仕方のないことです。自分だけでなく誰もが運悪くハズレに当たってしまうことは充分に起こりえます。
もしも、運悪くハズレに当たってしまった場合、一般的なダイバーには、商品に問題があるのか、自分のセッティング等の仕方に問題があるのか判断がつけにくいと思います。
メーカー側も、その心の隙を揺さぶってきます(笑)
事実、自分の修理(Oリングとゴムパッキンの交換のみですが・・・)が終わってキャノンから返送されてきたWP-DC33にも防水ハウジングのセッティングの仕方マニュアルみたいなものが添付されていました。
まぁ、親切と言えば親切なんですが、
逆の見方(自分のような意地の悪い人間的な捉えかた?)をすると・・・
・メーカー側だけに問題がありますか?
・あなたのセッティングの仕方には問題はありませんか?
と、暗に心理的な揺さぶりをかけているようにも思えなくもないです(笑)
ここで気を付けてほしいのが、どんなにきちんとセッティングをしても、商品自体に欠陥があると水没を防ぐことはできません。
そのようなハズレを無防備に使用してると、場合によっては全没してしまうことも起こりえます。
そうなってしまうと、ハズレが原因で水没したのか、セッティングの仕方に問題があって水没したのかが分からなくなります。
保障期間内であっても保障対象外になってしまいます!
そうならないためにも、新品の商品で自分なりにキチンとセッティングしたつもりなのに、結露があったり、防水ハウジング内部に水滴が付いていたりしたらハズレかもしれないと疑ってみてください。
と、ここで終ってしまうと、単に愚痴のブログになってしまうので、リーク(水漏れ)箇所の簡単な探し方を紹介しておきます。
写真のウォータープルーフケースは、以前に使っていたP社のものです。
キャノンの防水ハウジングはメーカーに返送用に梱包してしまったので、P社のウォータープルーフケースの写真で代用します。
まず、ダイビング中に異常(結露・水滴など)があった場合は、エキジット後(水漏れがひどい場合はダイビングを中止して浮上後)に防水ハウジングを開けて水没箇所のチェックをしてください。
チェックの仕方は、まず目で見て、写真の青いOリング以外の箇所に水滴が付いていないかを確認します。
目視で水滴が確認できない場合は、ダストキャップを乾かすときの要領で、防水ハウジング内側の外部と接する部分(写真だと赤で囲った箇所)にタンクの空気を吹きかけると、水漏れがあった場合は高圧の空気に押されて目に見えない水滴も水飛沫となって防水ハウジング内部に現れます。
写真には写っていませんが、前面のシャッターボタン・ズームレバーなど可動部分は全て忘れずにチェックしてください。
水漏れが確認できた場合は使うのを止め、すぐにメーカーに送って交換ないし修理をお願いしてください。
また、今回の自分のように直っていないこともあるので「異常はありませんでした」と返ってきた場合も、水中で使用する際には注意深く観察して本当に大丈夫なのかを確認してご使用ください。
青いOリングの部分から水漏れがあった場合は、おそらく使用者のセッティングミスが原因だと思われます(^^;)
また、Oリングは経年劣化しますので、長年使用しているハウジングはオーバーホールを受けすべてのOリングを交換する必要があります。
まぁ、メーカーには対応マニュアルがあり、マニュアルに沿った対応をしているのだと思うのですが、状況を説明する手紙も添えて送っているので趣旨に沿った対応をして頂けるか、もしくはマニュアル通りの対応しかできない場合も説明が一言あるとユーザーの心情も変わると思います。
キャノンのデジカメは、廉価版のコンパクトデジカメでも色がキレイなのですごく気に入ってるので対応の仕方がとても残念です。また、(無駄と思える)やり取りをしている間はお気に入りのデジカメをダイビング中に使用できないのも残念でした。
いろいろ大変とは思いますが、もうちょっとなんとかならないですかね?