前向きに考えようよ!

時事ネタ

天気:晴れのち曇り 風:北 波:2.0~3.0m 気温:27度

今日の石垣島は、お昼くらいまでは晴れていたのですが、午後から曇ってしまいました。
風も北に回り、空気のジメジメ感がなくなってすごしやすくなりました。

少し前から、減圧症ダイバーが増えてるという記事が八重山毎日新聞に載るようになりました。
過去に類を見ないくらいに急増しており、発症者のほとんどがレジャーダイバーやガイドダイバーらしいです。

発端は、八重山病院の先生が『ダイバーの減圧症が急増していること』『発症の原因が無知な潜り方にあること』を危惧して、八重山毎日新聞に記事を投稿(以来投稿?)したのが始まりです。

折角、病院の先生が警鐘を鳴らしてくれたにも関わらず、減圧症を発症するダイバーが減るどころか逆に増えてしまった・・・・・しかも、その殆どが見本となるべき立場にあるガイドダイバー・・・・・という信じられない事態が起こっており、新聞の一面記事として載るようになりました。

同業者から多少の情報は入ってきますが、詳しい背景(経営者がスタッフにむちゃくちゃな潜らせ方を強いてるのか、スタッフのガイドとしてのレベルが低いのか)が分からないのでコレから先は推測の上での話になりますが・・・・・

そんなこともあり、ついに行政の介入が始まりました。

【自主点検呼びかけ 減圧症患者増加で労基署】 2009/10/28
http://www.y-mainichi.co.jp/news/14722/

いちおう、その時の記事です。
で、うちにも労働基準署からアンケートがきました。
アンケートの内容は・・・

・スタッフを何人雇ってるか?
・労働保険に加入してるか?

などなど・・・・・う~ん、なんか違う気がするんですよね?
減圧症の発症を減らす上で効果があるのかな・・・と?

などなどの中には、

・潜水時間の管理
・浮上速度の管理

なども含まれていますが、ここでの潜水時間や浮上速度って本来は作業潜水を基準に作られています。

ダイバーなら常識だと思いますが、作業潜水(水中土木など)は箱型潜水、レジャーダイビングはマルチレベル潜水なので、ダイビングのスタイルそのものが別物なのに、それをそのまま持ってきても現実問題としてどんなもんなんでしょうか?

現場にいる病院の先生が警鐘を鳴らした → メディアである新聞がそれを取り上げた

ここまでは間違ってないと思うのですが、だからって行政が介入して的外れなことを始めてもなんになるのかな・・・と?

まぁ、正確には、

現場にいる病院の先生が警鐘を鳴らした → メディアである新聞がそれを取り上げた → にもかかわらず減圧症の発症がさらに増加した

なので、行政も介入せざるを得ないのかもしれませんが・・・。

で、どうせ介入してくるのなら『取り締まる』」のではなく『新たに一歩前進』のほうに発想を変えられないかな・・・・・と、ここからが今日のブログの本題です。

『減圧症の予防』『発症した場合の対処』に酸素が効果的なのはダイバーなら周知の事実です。

しかし、日本の法律では酸素の取り扱いは厳しく規制されており、個人レベルで酸素を取り扱うことはほぼ無理なレベルです。

国の法律を変えるのは困難かもしれませんが、例えば石垣市の条例でダイビング業に関して酸素の取り扱いを緩和したりできないのかな、とか、海外で普及しているけど日本では法律や設備費用の問題でなかなか普及しないナイトロックスを石垣市の事業として始めるとか・・・・・画期的だし、観光地としての石垣島のイメージもさらに高まると思うのですが?

特にナイトロックスは、個人レベルだと初期費用の金銭的負担が厳しいと思いますが、行政主体で始めれば無理のある事業ではないと思います。
こんなところこそ介入して欲しいんだけど(笑)

潜水時間も浮上速度も水面休息時間も、まじめに計画して実行しているダイビング屋さんとしてはこんなことを考えしまいます。

毎度のことながら、自分でもどこで終わればいいのか分らなくなってきましたが・・・・・話が次々と飛んでいくA型なので申し訳ありません。

【2009減圧症のダイバー急増 県立八重山病院】 2009/07/21
http://www.y-mainichi.co.jp/news/14066/

【2009ダイビングなど減圧症患者歯止めかからず】 2009/10/18
http://www.y-mainichi.co.jp/news/14660/
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